LIVE REPORT 2002

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あの時の憧れをいつまでも忘れずに

Up Date/July 12th 2002

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フルボリュームのイントロデュースから、一転・・・ステージ左側に設置さ れたピアノにスポットがあたり、 ロバート・ダンパーの弾くピアノから3拍 子のイントロがながれ(ケニー・Gの登場) お約束の客席からの登場でした。 リピーターの方はおそらく予想していたこ とでしょうが、初めての方は驚いたのではないでしょうか・・・。 客席後ろから通路沿いに歩きながらのパフォーマンス。時折立ち止まっては、 お客さんとも演奏をしながら握手を交わしている姿が印象的。 客席前方付近 に来ると共に、密かにスタッフが用意していたお立ち台で曲のエンディング を迎えた。 ステージ上のメンバーとアイコンタクトを交わすと共に、ライブ CDの同曲を思い起こさせるエンディングフレーズが響き渡りました。

SILHOUETTE(サックスをソプラノサックスに持ち替える)
ここからは、ケニー・Gの名曲のオンパレード。 シルエット・・・循環呼吸によるロングトーン 初めてこのロングトーンを聴くと、みんなびっくするんですよね。それもか なり長い間。ライブアルバムとは比べ物にならない長さ、 しかも歩きながら 握手をしながらでも絶対失敗しないのだから感嘆するほかありません。 ロングトーンのままステージへと上がり、 テーマを展開。

SADE
シャーデー シンガーのシャーデーに捧げられたこの曲は、シルエットと共にライブアル バムに収録されています。 実際のライブではシルエットから、シャーデーへ と曲が移ります。

SENTIMENTAL
私は、個人的にはこの曲が好きです。CDを聴いていたのではなかなか判 らないのですが、 ケニー・Gの口からの息がソフトでゆったりとサックスに吹 き込まれて行くのが、実によく感じられた曲だと思います。 力みのないスムー ズな奏法。夕焼けを思わせるステージのライトがリモートコントロールによっ てステージを照らし、 雰囲気をさらに盛り上げる。

(mc)
毎度お馴染みの日本語による挨拶。

「マクドナルドは・・・・どこ?」 というセンテンスは同じでしたが、今回は新しいフレーズがありますた。 「たとえば・・・電話(電話の仕草を右手でしながら) もしもし、はいは〜い・・・・はいはい・・・ そうそう・・・はいはい、はいは〜い・・・」 「つぎの曲は、アルバム「ザ・モーメント」から、ハバナですぅ」

HAVANA
アルバムからそのまま飛び出したような演奏を展開。
ステージを歩きながら、ときおりメンバーに歩み寄るようにしての演奏。

HAVANAのエンディングからパーカッションソロへ

(percussion-solo)
ロン・パルエスのスティック回しは、あざやかでパワフル。 お客さんを乗せる と共に自らダンブリンをもってステージ中央でパフォーマンス。黒人のリズム 感はスゴいですね。 その後ろでは、VAIL JOHNSONがベースギターを置いて、タムタムドラムをベルトで肩からかけて、ドコドコ叩いていました。

G.BOP
イントロは、アルバムと異なり、曲中のフレーズをソロでケニーがソプラノ サックスで響かせてメロディーへ

FOREVER IN LOVE
もうご存じの、グラミー賞受賞曲。ライブならではのアルバムとは違ったフレーズ回し。
ソングバードと並ぶ、彼の代表曲。

リズムが一転・・・ケニー・Gの紹介によりVAIL JOHNSON(ヴェイル・ジョンソン)の登場!!

(Bass Solo)
Vail Johnsonのソロパフォーマンス。パーカッション、ドラムとの掛け合い。 たたくようにして演奏するパワフルなスラッププレイ。 特に、5日はかなり張り切って いたように私の目には映りました。


・・・・イントロが始まった瞬間・・・、聞き覚えの無いものであることに気がつきました。 この秋に発売予定とされているニューアルバムに収録予定のニューソングであることが判りました。

曲名は・・・・2 HIP <New Song !!>

エイジアンテイスト・・・とでも言えばいいのでしょうか。我々日本人にも馴 染みやすいメロディーが印象で気でした。 そのほかにどんな曲があるのか、発売が楽しみなところですね!!

(mc) 「ルイ・アームストロングと一緒に・・・・演奏します・・・」

WHAT A WONDERFUL WORLD ケニー・Gがイントロを吹き始めると、ステージに後方のスクリーンに、アームストロングの姿が映し出され、 そのグラマラスなヴォイスと、ケニー・Gのソプラノサックスが絡み合う・・・・。

SUMMERTIME JOHN RAYMONDのアコースティックギターが、イントロを爪弾く・・・・

DISAFINADO
アルバム「Classics In The Key Of G」からの3連打。 サッチモの映像との共演、サマータイムでのアコースティックセットによる演奏。 ジザフィナードでは、初めてのテナーサックスによるパフォーマンス。 私は、4日、5日、6日と3夜連続でライブを鑑賞しましたが、 サマータイム に限って言えば、6日の名古屋の演奏が一番ケニーの演奏はジャジーに感じま したよ。

(drum solo)
ブブこと、ブルース・カーターによる、スネアとハイハットのみによるドラ ムパフォーマンス。 あの巨体からは想像できない、スティックサバキ!!・・・ ますます磨きがかかったように想います。2000年は来日がなかったので残 念だった方も多かったと思いますが、 お茶目な彼はケニー・Gバンドには、無 くてはならない存在ですね。

THE JOY OF LIFE(テナーサックスによる演奏、客席ウォーキング) アルバムではソプラノサックスの演奏が収録されているこの曲も、ライブで はテナー。全く雰囲気の違ったパワフルなパフォーマンス。 それに、イントロ と共に客席の登場し、会場せましとウォーキング。

(アンコール)

SAX SOLO CADENZA(サックス・ソロ・アドリブパフォーマンス)

SONGBIRD
もはや何も言う必要はありません、ソングバードは彼の一番の定番です。
ライブアルバム、ビデオからそのまま飛び出してきたかと思うような雰囲気で したね。


※ 東京の4日は、ライブの半ばで途中で友人へのプレゼントとして、 The Wedding song (アルバム・ブレスレス)の 演奏がありました。

Masami Sakata / Web_Master (JULY 12TH 2002)


(2002年のライブを振り返って)

今回のライブの曲目は、ざっとこんな感じだったかと思います。 ケニー・Gのパフォーマンスは、 ライブでその真価を発揮する どんなミュージシャンであれ、CDとライブを聴き比べれば、当然の ことなが らライブの臨場感にCDの音はかなわない。そして、ケニー・Gほどそのギャ ップが大き いアーティストもそうはいない。ライブCDを除いて、彼のCDの 多くは落ち着いたというか、まと まった感じを受けるのではないでしょうか。 それはそれで、彼の曲作り、レコーディングに対する こだわりを感じられる部 分でもあろうか。だが、ライブでは一転・・・大きくイメージを変えた 展開を 魅せる。今回のツアーでも、おそらく初めての方はそのギャップの大きさに驚 かされたでしょう。

彼のソプラノサックスによって奏でられる旋律は、スムー スでソフト。それだけでも十二分に ライブの臨場感の違いを感じることは出来 る。でも、もっとそれを感じられるのは、ソプラノサックスよりも アルトサ ックス、テナーサックスに現われる。ホーム。スローなテンポながら、3拍子 のリズムに流れるよ うに乗りながら時折みせる、あたりの空間を澄み渡らせる ようなハイノート・ロングトーン。テナーサックス を手にしたときのパワフル で素早く転がるようなフレーズ回し。ケニー・Gはその驚くようなパフォーマ ンスを あたかも笑顔を浮かべているかのような余裕を感じさせる表情のまま 吹き続ける・・・長い長いロングトーン

ソプラノサックスで彼がよくみせるパフォーマンスのひとつに、この循環呼吸によ るロングトーンがあります。 かつて彼のこのパフォーマンスが批判されたことがあ った。それば、「テクニックをひけらかしている・・・」と。 今やお約束と言 ってもいいこのパフォーマンスだが、これはきっとお客さんを喜ばせるための サービス精神の現れであろう。 しかし、じっくり彼のライブ演奏を聴いている と判ることなのであるが、この循環呼吸は彼が表現をする上で なくてはならな いテクニックだ。シルエットや、ソングバードの曲中で演奏されているそのフ レーズは心地よい ほどになめらかであるため、なかなか気がつきにくいのだけ ども、その至る所で自然に表現方法のひとつとして応用されている。

この循環呼吸は、知らない人から見れば大変珍しいテクニックに思われがちだが、実はそうではない。 かつて、ジャズの世界ではビッグジャイアンツと呼ばれ るサックス奏者がいた。チャーリー・バーカー、 ジョン・コルトレーン、 今も現役のソニー・ロリンズ らがそれである。彼らの楽器から放たれる、 想像を絶するパフォーマンスのな かにも、 ケニー・Gと同じ循環呼吸が多用されていたという事実があるのだ。 現代に存在するミュージシャン、 とりわけ最先端を行っていると世間から称さ れている人たちの多くは、 発想が柔軟でジャンルにこだわらず、 常にいろいろ なものを取り入れようとどん欲な姿勢が感じられるものである。 ケニー・G も例外ではなく、そうした姿勢を 持ち続けて欲しいものである。

客席中でのソロ・パフォーマンス・・・これは、彼が必ず行うパフォーマンスのひとつ。
これは、企画をどんどん新しく して目をひくことよりも、自分とオーディエンスとの距離感を出来る限り取り 去って、 お互いの心情を感じ合うことを優先しているケニー・Gの気持ちの現れ。彼のソロ・パフ ォーマンス。ものすごく長い。 客席を歩きながら、アドリブフレーズをふきっ ぱなし・・・・。普通のジャズ・フュージョンのソロからしたら 想像できない ほど長いと思う。あの華奢な体のどこから、そんなパワーが出るのだろう。

・・・New Song のこと・・・
今回のライブで披露された新曲・・・ 2 Hip とともに発売となるニューアルバムを期待すると同時に さらなる彼の 活動と音楽性の躍進を期待したいと思います。 2002ジャパンツアーを終えて ライブツアーが終了して2ヶ月余り。 ようやくライブレポートも何とかアップ できました。私としても、ようやく(本当に!)ひと段落という感じです。

今回も大変幸運なことに、ライブ後に面会の時間を頂くことが出来ました。 5月4日は、ケニー・Gご本人と、5日も再びバックステージを訪問させて頂 いて、 バックバンドのメンバー達との交流の時間を持つことが出来たのです。 ケニー・Gはもちろんのことですが、 今回のバックのメンバー達と過ごした時 間は、私にとって非常に有意義なものであったと振り返っております。 (ケニ ー・Gには、今回も集めさせて頂いたアンケートをお渡ししました。) 面会の際に一緒に撮らせて頂いた写真を、 披露させていただきます。

Masami Sakata / Web_Master (JULY 12TH 2002)

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あの時の憧れをいつまでも忘れずに


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